Ikeda

大学院で生命科学系を学んだ後、新卒で医薬品・食料品の製造・販売会社に入社し、約2年半、栄養補助食品の営業、販売促進に従事。2020年9月、エムスリーに入社。コンテンツプロデューサー職でアソシエイトとして経験を積み、2022年4月、シニアプロデューサーに昇進。

―池田さんは、栄養補助食品等の販促担当からエムスリーのコンテンツプロデューサー職に転身されたそうですが、転職を決めた理由を教えてください。

前職では2年半、消費者製品部門で営業・販売促進担当としてアスリートに栄養補助食品等をプロモーションするために、スポーツ施設や大学の体育会、社会人やプロスポーツ団体を訪問していました。ですが、コロナ禍でそのように訪問して行う活動が今後は難しくなるのではと思い、転職を考えるようになりました。

転職の軸としては、大学院で生命科学系の勉強をしており、前職でも健康食品カテゴリーで活動していたため、健康の領域で貢献できる仕事をまず考えました。また、前職では栄養や水分補給の重要性をアスリートに講義もしていたので、物事を伝えることに興味があり、マーケティングのコンテンツ制作などに関わってみたいと思っていました。
さらに、もっとチャレンジングな環境を求めてもいたので、エムスリーの採用サイトや面接での印象から、スピード感があり裁量の大きな環境だと感じて、入社を決めました。

―入社してからの経歴を教えてください。

2020年9月にコンテンツプロデューサー職のアソシエイトとして入社し、製薬会社のマーケティング戦略に対してコンテンツの提案とデリバリーを担っています。当時驚いたのは、入社時研修と並行してではありますが、入社2日目から業務にしっかり自分が組み込まれたこと。もちろんメンターと一緒にではありますが、クライアントワークも早期に任され、想像以上に裁量の大きさを実感しました。

その後、2022年4月にシニアプロデューサーに昇進しました。CCG全体の運営を考える役割が新たに加わり、コンテンツプロデューサーとディレクター、アシスタントプロデューサーの職種間連携の効率化などに携わっています。

―医療ではない業界からの転身ですが、苦労などはありましたか。

生命系のバックグラウンドがあるので不安はなかったのですが、実際に業務に入ると、論文を読むこと自体はできても、生命系の論文とはやはり勝手が違うところもありました。薬剤特有のプロトコルや用語など、新たに覚えることも多かったですね。

キャッチアップの方法としては、最初はメンターに臨床試験の基本的な流れについて説明してもらい、その後は業務のなかで分からないことを随時メディカルライターなどに聞いて、学んできました。

―メンターというのは、入社後しばらくついてもらえるのですか。

私の場合は、半年ほどお世話になりました。入社3~4ヵ月目の時点では、毎日30分くらい、業務の進捗確認や新たに実施する業務の説明を受けていましたね。実務について、毎日1つずつ新しいことを何か覚えていくという形でステップを引いてもらい、一連の流れを理解していきました。自分である程度デリバリーを回せるようになってからはメンターとのmtgも週2回くらいになり、不明点を自分から確認する形へ徐々に移行しました。

いまは、イレギュラーなクライアント対応などがある際に、随時、チームリーダーやメディカルライターに時間を取ってもらい、相談しています。ほとんどの社員が在宅勤務のため、なかなか直接顔を合わせる機会はありませんが、オンラインのスケジューラーで相手の空き時間を確認して連絡すれば、皆さん快く相談の時間を設けてくれるので助かっています。

―入社してから成長した点や今後の目標を教えてください。

前職でアスリートやその関係者と対面していたのとは異なる、B to Bのビジネススキルが身につきました。また、コンテンツ制作において、お客様が期待されていることとそれをコンテンツ内でどう伝えたいのかを言語化し、制作サイドに分かりやすく伝えることも着実に成長していると感じます。

今後は、お客様が言われていること以上に戦略を汲み取って、自分から積極的に提案していけることを目指したいです。デリバリー自体は完全に独り立ちしていますが、提案についてはまだチームリーダーなどに相談しながらなので、そのプロセスをしっかり自分のものにしたいですね。

―将来共に働く仲間へのメッセージをお願いします。

エムスリー社員は皆、ロジカルでクールな印象があるかもしれませんが、話してみると優しい人が多いです。自分のアセットや知識を、より良い提案やお客様の課題を解決するために惜しみなく提供し、時間を割いてくれるので、純粋に良い仕事を追及していけます。自分から周りを巻き込んで、意見を発信していけるような方にはもってこいの環境だと思います。