Yamauchi
法学部を卒業後、外資系大手製薬企業でMRを約1年経験。2011年にエムスリーに入社し、コンテンツプロデューサーとして3年半勤務後、家業である不動産業界を経験するために、不動産会社への転職。2015年11月、再びエムスリーに入社。コンテンツチームのチームリーダーとしてメンバーのマネジメントにも従事しながら、コンテンツプロデューサーとして経験を重ねる。産休・育休取得を経て、2020年9月に職場復帰し、2024年4月よりゼネラルマネジャー、現在に至る。―山内さんがエムスリーに転職を考えられた背景や理由をお聞かせください。
新卒時の就職活動では、誰しもがなんらかのニーズを抱くと考えられる産業に関わりたいと考え、製薬業界と金融業界を検討した結果、大手の外資系製薬会社に入社を決めました。ある地方都市でMRとして働いたのですが、営業車での移動や医師との面談への待機など、コアな業務以外にもとにかく時間がかかることにジレンマがありました。そこで、もっと密度高く業務に取り組み、自身が成長できる環境を求めて、転職に踏み切りました。ですので、その時には業界は問わず、厳しくても自分がストレッチできることを条件にいくつかの会社を検討しました。エムスリーもそうですが、後に大きく社会から注目を集めることになるWeb系サービスのベンチャー企業など、若い組織で意欲的に働けるような会社が候補でしたね。その中でエムスリーに決めたのは、最も厳しそうな印象を受けたからです。密度高く働ける環境が期待できると思いました。
―実際に入社されてみて、いかがでしたか?
入社後は実際に仕事に対しては厳しいと思いましたが、それと同時に人の温かさも感じました。上司や先輩はご自身の業務でとても忙しい状況だったと思いますが、よく面倒を見ていただいたと感謝しています。コンテンツプロデューサーの業務もやりがいをもって業務していたのですが、3年ほど経った時に、1年ほど他の仕事に移っていた時期があります。家業であった不動産業を一度経験しておきたいと思ったからです。退職時も、エムスリーとは円満なかたちでしたので、当時の役員や上司とは連絡を取り合っていました。
一度外に出てみると、エムスリーの良さを実感することが多く、2015年に再びコンテンツプロデューサー職に就きました。
一度外に出てみると、エムスリーの良さを実感することが多く、2015年に再びコンテンツプロデューサー職に就きました。
―いわゆる「出戻り」ですね。それを許してくれるのも、エムスリーの「温かさ」でしょうか。そうして複数の企業を経験してみて、エムスリーで働く上でのコツなどは何かありますか?
エムスリーでは、「エムスリーがやるべきことなのか」「自分の判断や行動の理由を論理的に説明できるか」が大事にされています。何をするにしても、自分で考え、その理由に対して説明できることを意識してきたことで、エムスリーらしい仕事におけるロジカルさやスピード感が身に付いたと思います。例えば、仕事にはいくつかパターン分けできることもあると思いますので、そのパターンごとの対応法やルールを自分なりに見出して決めておくと、判断・処理スピードは格段に速められます。そうした工夫は今も心がけていますし、仕事する上でベースとなる大事なことだと思います。―今はチームリーダーとして活躍されているそうですが、コンテンツプロデューサーとしての業務にも変化がありましたか?
そうですね。コンテンツプロデューサーの業務は、『マーケティング戦略に基づき、医師をはじめとした医療従事者の「治療が変わる。」企画を提案する』『提案したことをかたちにする』という大きく2つのパートがあります。私自身は現在、前者に注力しており、製薬会社のマーケティング担当の方への提案活動をメイン業務としています。
個人的には、提案はタイミングが一番大切だと思っているので、ソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)担当者と連携し、なるべく早く接点を持つよう心がけています。エムスリーのプラットフォームの特性を踏まえて、クライアントの意図するプロモーションの目的や方向性に合ったものを提案することでマーケティングの効果を上げたいと考えています。
また、現在チームリーダーとして、7~8名のメンバーをマネジメントしています。メンバーがスキルを身に着け昇格できたり、やりがいをもって働くことができる環境を整えるといった、各人の志向や目標を達成できるように導くことも大事な業務です。メンバーそれぞれの考えを尊重しながらサポートしていきたいですね。
個人的には、提案はタイミングが一番大切だと思っているので、ソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)担当者と連携し、なるべく早く接点を持つよう心がけています。エムスリーのプラットフォームの特性を踏まえて、クライアントの意図するプロモーションの目的や方向性に合ったものを提案することでマーケティングの効果を上げたいと考えています。
また、現在チームリーダーとして、7~8名のメンバーをマネジメントしています。メンバーがスキルを身に着け昇格できたり、やりがいをもって働くことができる環境を整えるといった、各人の志向や目標を達成できるように導くことも大事な業務です。メンバーそれぞれの考えを尊重しながらサポートしていきたいですね。
―山内さんは産休・育休を取得されたと聞きました。その前後で苦労されたこと、また、周りに助けられたことなどを教えてください。
2019年の10月半ばから産休に入り、12月に出産、そして2020年9月半ばからフルタイムで元のポジションに復帰しています。コンテンツクリエイショングループ自体が比較的女性の多い組織でこれまでにも産休・育休取得実績はありましたので、取得にあたり困るようなことはありませんでした。私の場合は、子どもを生後5ヵ月から保育園に預けることができたので、比較的早くに復帰が叶いました。またコロナ禍により会社自体のリモート環境が進んだのも、復帰しやすい一因だったかもしれません。現在、エムスリーは在宅業務推奨(2020年11月現在)ですが、私は出社するのも好きなので、週1~2日は出社して会社で資料を読んだり、企画書を作成したり、特に集中したい作業に取り組んでいます。自由度高く働ける環境なので、メリハリをつけながら、子育ての時間も確保できるのが有難いと実感しています。現在は夕方5時から7時は子どものための時間としてスケジュールをブロックさせてもらっていますが、そうしたことにも皆自然に対応してくれるので、働きにくさを感じたことはないです。コンテンツクリエイショングループ内には、ご主人の転勤のため、インドからフルリモートで仕事されているコンテンツプロデューサーもいらっしゃいます。ライフステージなどにより働き方を考えねばならない女性にとっては、手前味噌ではありますが、中長期的に仕事しやすい職場環境ではないでしょうか。