CODE OF CONDUCT行動規範

2000年にM3を創業した際、

「インターネットを活用して、健康で長生きできる人を1人でも増やし、
   不必要な医療コストを1円でも減らすこと」
という会社のミッションと共に、

「クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ」
「社長意識で仕事に取り組む」
「みんなを大切にする(他のスタッフをプロフェッショナルとして尊重する)」

という3つの行動指針を決め、この行動指針を覚えやすくするために、「く・しゃ・み」としました。 
「く・しゃ・み」への想いは次のようなものであったが、現在もその基本思想に変わりはありません。
 

 

『 く 』 クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ

企業の存在理由は、社会にプラスの影響をもたらす事だ(「世のため人のため」になっているか)。
そうでない企業は長期的には必ず淘汰されていく。「世のため人のため」の大原則は顧客が満足する事だ。それも単なる満足ではなく、折角なら感動させたい。顧客が感動するレベルは100の期待に対して少なくとも120を超える成果を出した時から始まる。

M3グループのスタッフには是非この120レベル以上の仕事にチャレンジしてほしい。
顧客は必ずしも外部のクライアントだけではなく、例えば人事、経理、総務などのスタッフ部門では社内のサービス受益者が、m3.comの運用では医師や薬剤師など医療従事者の会員が顧客になる。
顧客の期待を上回る手段は、品質、スピード、新規アイデア、など色々ある。
我々は「知恵を使って」顧客満足度を最大化していく事を目指したい。


『 しゃ 』 社長意識で仕事に取り組む


充実感を持ちながら、日々仕事に取り組みたいと誰もが思うだろう。
充実しながら仕事を楽しくやる秘訣は、社長意識、圧倒的な当事者意識を持つ事だ。
仕事の主人公は自分自身、他は上長も含め成果を上げるためのリソース(材料)である。「上の言う通りやって失敗したら、言われた通りやった自分の責任」だ。最も現場感覚を持っているのは自分、成果を出す事に集中し、上を使う(アイデアを出させる、課題解決のヒントをもらう、顧客に連れて行きを強化するなど)くらいの気概で仕事に取り組もう。

どんな仕事も、社長意識を持ち、顧客のニーズと、自分の仕事のプロセスをしっかり見れば改善余地は必ずある。一見単純に見える掃除にしても、「違う道具を使ってもっと綺麗にできないか」「10分かかっていた事を8分でやる手順はないか」「効率性が上がりできた時間を使って他のところも掃除できないか」など幾らでもやれる事はあるはずだ。


リーダーシップとは、自分がいなければ起きなかった変化を作る事かと思う。
そういった意味では新入社員であってもリーダーシップを発揮できる。
仕事の愚痴や上司の悪口を裏でコソコソ語るのは格好悪い。
社長意識を持ち(リーダーシップを発揮し)、目の前の成果を最大化していく習慣が身につけば、仕事は真に楽しくなり自身の成長も加速する。


『 み 』 他のスタッフをプロフェッショナルとして尊重する(みんなを大切にする)


料理人としての腕は良いが個性が強過ぎでスタッフが居つかない店がある。顧客満足度は高いかもしれないが、スタッフが足りず対応できる顧客は限られる。
我々は、何万人、何百万人という人の健康にインパクトをもたらそうとしているので、この料理店のようではダメで、より大きなM3チームとして有機的に同じ目標に向かっていく必要がある。
そのためにはスタッフが、お互いをプロフェッショナルとして尊重し合わなければならない。

尊重の反対は、他のスタッフを下に見る、尊厳を傷つけるというような事だろう(パワハラなど以ての外だ)。
また、「あの人はレベルが低い」「あのチームはダメだ」というようなことを仮に思うことがあれば、陰で言うのではなく、本人に改善点を率直に伝えてみてはどうだろう。それにより言われた方にも改善チャンスが生まれる。

表面的な人間関係を取り繕う優しく冷たい」態度ではなく、本質的にお互いを高めていく「厳しく暖かい」関係が理想だ。他のスタッフを尊重するというのは、シンプルに考えると「自分がされて嫌な事は他人にもしない」という事だろう。