Masegi

新卒で外資系広告代理店に入社し、 外資系企業の国内ブランディングや消費者向けコミュニケーションを支援。
その後、ボストン・コンサルティング・グループ合同会社にて、国内大手企業の経営アジェンダの推進支援に従事。 2021年9月にエムスリー株式会社に入社し現在に至る。

―これまでのキャリアとエムスリーに転職を決めた理由を教えてください。

私はエムスリーが3社目で、クライアント支援を軸にキャリアを積んできました。新卒で外資系広告代理店に入社し、クライアントの商品・ブランドに対して、消費者とのコミュニケーション強化やメディア活用の戦略を提案していました。

その後2社目の戦略コンサルティングファームに転職し、経営アジェンダでの意思決定に必要なリサーチや分析を行い、クライアントのなかに入って適切な意思決定を促すよう支援していきました。

エムスリーへの転職を考えるきっかけとなったひとつは、子どもが生まれたことです。育休を取得して仕事に戻るなかで、「子どもが成長して次の世代になったとき、日本の医療や社会保障はどうなっていくのだろうか」と考えるようになりました。また、私たち夫婦についても、年齢を重ねても健康でいられるにはどうしたらよいかが関心事となり、ヘルスケアや健康増進の分野に興味を持つようになりました。

前職・前々職ではヘルスケア領域の経験がなかったものの、これからは自分の専門領域にしたいと考え、さまざまな企業を検討しました。その中でエムスリーの「インターネットを活用し健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと。」というミッションに強く共感して、入社を決意しました。

―現在の仕事内容について教えてください。

クライアントである製薬企業のマーケティング支援を行うソリューションパートナービジネスユニットにて、チームリーダーをしています。

主な業務は、クライアントへの質の高い提案を行うためのチームリードやメンバーの育成及びマネジメント、さらにはエムスリーの経営陣への業績報告など、多岐にわたります。

私は、製薬企業アカウントごとに組成されるチームを大小合わせて3つリードさせていただいていて、総勢14名のメンバーを中心に関わらせていただいています。

―チームを率いるうえで大切にしていることを教えてください。

一番大切にしているのは、メンバー一人ひとりをプロフェッショナルとしてリスペクトすることです。私はリーダーという立場ではありますが、どのメンバーもエムスリーでの活躍を期待されて入社した人材です。ポジション・年次・年齢を問わず、専門性を持ったプロフェッショナルとして接するように心がけています。

特にクライアントとの関係においては、現場で直接やり取りをしているメンバーの方が、ニーズや状況をよく理解しているはずです。担当しているメンバーの意見をしっかりと聞いたうえで、最終的な意思決定をするようにしています。自分一人の力では把握できる範囲に限界がありますので、その範囲外の部分で頑張ってくれている人への感謝を忘れないようにしたいと思っています。

もし意見が割れた場合は、エムスリーの行動指針である「く・しゃ・み」※1の「く(クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ)」に立ち戻って判断するようにしています。クライアントファーストという原点に帰ることで、自ずとチームとしての方向性が見えてくるはずです。

※1「しゃ」は社長意識で仕事に取り組む、「み」は他のスタッフをプロフェショナルとして尊重する(みんなを大切にする)

―チームメンバーの成長のために気をつけていること、工夫していることを教えてください。

成長に関する議論は、評価者も被評価者も主観的な意見やコメントになりがちです。だからこそ共通言語が重要になってくると思います。SPBUではSP(ソリューションパートナー)に求められるスキルを15項目定義しており、そのスキル項目や基準に即して成長にむけたアドバイスをするようにこころがけています。

この評価方法であれば、評価者のコメントの主観的な部分がおさえられ、会社・チームとして定めた明確な基準に基づいてフィードバックができるため、受け手が具体的な行動に落とし込みやすいというメリットがあります。

私のチームでは月に1回のペースで、メンバーと1対1で振り返りを行う機会を設けています。メンバーとリーダーどちらも成長・変化を可視化できますし、軌道修正の機会としても効果的です。

―エムスリーの組織の在り方やチームワークの特徴は何でしょうか?

担当業務や専門領域の垣根を越えて、メンバー同士がフレキシブルに連携している点です。例えるなら野球のような形で、それぞれのポジションを持ちながらも、状況に応じて守備範囲を臨機応変に変えていく。そんな融通の利く動き方をしていますね。

逆に前職のコンサルティングファームでは、役割分担が非常に明確で、いわばピラミッドのような構造になっていました。どちらも良さがあるのですが、私個人としては変化に富んだエムスリーのスタイルの方が面白いと感じています。これまで自分が経験していない領域であっても必要であれば飛び込むことで、成長できる部分はすごく大きいと思うんです。

エムスリーでは、「〇〇ができる人いませんか?」と声をあげると、「できます」「トライしてみます」とプロジェクトを前進させようとする文化が根付いています。

そうした文化が根付いている理由は、先ほどもお話した「く・しゃ・み」の行動指針が、メンバーの共通認識として浸透しているのが大きいと思います。「クライアントのために」「会社全体のために」といった同じ方向を向いて仕事をできるのは、エムスリーの大きな強みです。

―どんなメンバーと一緒に働きたいですか?

オーナーシップのある方と働けると嬉しいです。入社した時点では、できることとできないことがあるのは当然です。しかし、できることに積極的に取り組み、できないことであっても誰かの力を借りられれば、プロジェクトは前に進みます。「〇〇さんの力を借りよう」といった采配をすることで、大きな成果を出せるんです。

大切なのは、エムスリーとしてクライアントに価値を提供することです。積極的に所属部署内外のメンバーに協力を仰ぎ、自分も臨機応変に他のメンバーをカバーする。そういったオーナーシップのある方は、リーダーから見てとても心強いですし、クライアントからも喜んでいただけます。

―最後にエムスリーに興味を持たれている方に、メッセージをお願いします。

エムスリーが提供するサービスは、変化に富んでいて常に進化を続けています。2年前に高い評価を得た施策であっても、そのまま提案し続けるのではなく、市場やクライアントのニーズに合わせてアップデートを重ねています。そのため、オーナーシップを発揮し、新しいアイデアやチャレンジを楽しめる方にとって、エムスリーは非常に刺激的でやりがいのある環境です。

ぜひ一緒に、医療業界の課題を革新的なアプローチで解決していきましょう。