Yamashita

新卒で大手産業機器メーカーに入社して約2年間、エンジンの海外営業部門にて商品開発サポートおよびデリバリー、生産管理を担当。海外における営業活動にも従事。2020年5月、エムスリー株式会社に入社。現在に至る。

―転職の経緯を教えてください。

前職は海外に行ける、英語で仕事ができることが魅力でしたが、だんだん型にはまったテンプレート的な仕事となってきて、これが20年後30年後に世の中に必要とされる仕事なのかと考えるようになりました。それよりは将来を見据えて、今、自身の付加価値を徹底的に高めることをやっていきたいと考え、転職に踏み切りました。
転職の軸は、自身の頭を使い、課題を解決していけるような仕事。イメージ的にはコンサルティングが近かったのですが、だからといっていわゆるコンサルティング会社はアドバイザリーという第三者のイメージがあったため、システム導入コンサルティングなどを行うIT会社やAIベンチャーなど、3社を検討しました。
エムスリーはそのうちの1社で、2017年にはForbesに「世界で最も革新的な成長企業」ランキングで日本のトップに選ばれていたことも知り、医療系で抜きん出た存在ということで興味を持ちました。また、面接を受けて、その話し方や話題の課題感から、優秀な方が多いことを実感しました。実際、面接の内容もシビアに感じるものもあり、自身の強みや弱みをあげるような質問もありました。満足に答えられたか不安でしたが、内定をもらうことができ、その理由の1つが「チャーミングだから」というフィードバックで驚いたのを覚えています。医療業界ということで根本的な人としての誠実さが求められるからだと思いますが、あれだけ厳しい面接なのに、むしろ見られていたのは人柄の部分だったということで、それまでのクールやハードな印象が代わり温かみある会社、という印象を持ちました。

―入社されて、入社前のイメージと違ったことはありましたか。

前職が日系メーカーだったので、これまでがいかに生ぬるい環境だったかを思い知りました。実際、入社からの1年間は必死で、苦労の連続でした。ただし周りが丁寧にサポートしてくれたため、何とか諦めずに続けることができたのだと思います。正直、この1年は、過去のどの年よりも濃密でした。
難しかったのは、自社製品で固定されるメーカーと違い、エムスリーではお客様の課題に対するソリューション提供の自由度が高いこと。課題にフィットするソリューションが既存のもので無ければ新しいサービスも創ることができます。その際、いつまでに、何を、どういったデータを元に進めるかなど、タイムラインの立て方も重要になってきますが、最初はやり方も分かりませんでした。また、ソリューションの前提となる課題解決を考えるプロセスにおいても慣れるまで、自分には難しかったですね。ただ途中から、周囲の力を借りる力も重要だということに気づきました。これも、前職では組織の壁があるのが当然でしたので、積極的に周囲に知恵を借りたり、協力を得ていく、その仕事の進め方の違いにも戸惑いがありましたが、周囲の協力を得ることで自分自身の成長がスピードアップした実感を持っています。

―いまは、成長できた実感がありますか?

そうですね。昨年は高い評価をもらうことができ、自分でも驚きました。周りを巻き込むという点でも、いま進行中の案件で大きな提案が通り、人力でなく自動管理するシステムを開発することとなりました。そこで社内のエンジニアや外部の協力会社も含め、多様なステークホルダーに働きかけ、リードを担っているところです。技術的なことも把握しておく必要があり、入社前には思っても見なかった領域なので、やりがいと面白さを改めて感じています。他の案件でもシステムセキュリティの話が出てきたりと、扱うテーマも多岐にわたるようになりましたね。
エムスリーが成長できる環境なのは、ミスを責められないのも一因だと思います。何かミスをしたときに、叱られるのではなく、再発させないためにどうするかを問われるのです。改善案が大事という考え方なので自分でもミスに落ち込むより、前向きに改善に気を向けられますし、結果的にあらかじめミスを防げるようにもなりました。

―現在はアソシエイトということですが、業務内容について教えてください。

グローバルの大手製薬会社を担当するチームのなかで、がん領域を主に担っています。私が提案する内容についてもあらかじめチーム内で丁寧にフィードバックをもらい、エムスリーとしての提案のクオリティコントロールがされて、結果クライアントに対するエムスリーとしての価値提供が担保されています。そうした仕組みのおかげもあって、仕事の精度が上がっている感覚を持っています。

―今後のキャリアパスについて、どのように考えていますか。

直近ではロジカルシンキングの力をさらに伸ばしたいです。社内にエキスパートがたくさんいるので、多くを学びたいですね。あとはマネジメント力、というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、いろいろなメンバーを取りまとめ、設定したゴールに導く力もつけたいです。いま自分はそれをしてもらっている側ですが、将来的には牽引していけるようになりたいのです。
このように、まだアソシエイトのうちから上を目指す意識がもてるのは、エムスリーならではかもしれません。上司であるディレクターと毎日1回は話しており、身近なロールモデルとして目標にしています。シニアメンバーとでも、フランクなコミュニケーションがとれるカルチャーなんですね。これも一般的な大手企業ではスゴイ人がいても影を追う感じだと思いますが、エムスリーでは隣にいながら学べます。息遣いまでわかる近さで学べるのが魅力ですね。

―最後に、エムスリーに興味を持たれている、特に若手の方にメッセージをお願いします。

私のようにメーカーで2年も働いていると、ルーティンワークや機械で自動化できそうな仕事をしていることも少なくないと思います。そんな時に、ふと自分自身の価値について考えることもあるでしょう。エムスリーでは、自身で考えぬき、クライアント、ひいては世の中のためになるのであれば新しいサービスを生み出すことができます。それを高いレベルで行える環境があり、もちろん当初は慣れないことだらけでキツいこともあるでしょう。しかし、頑張れば世界が広がり、その後のキャリアが大きく変わります。自分自身の価値を高めることに確実に繋がると思います。ぜひチャレンジしてもらいたいです。

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