Koishikawa

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、広告会社で4年間、健康食品や雑貨等のメーカーを
担当し、テレビ通販支援業務の営業として従事。
2016年4月エムスリー株式会社に入社、2019年大手広告会社に転職後、2020年4月より現職。
 

―コンサルティング業界出身者の多いイメージのエムスリーですが、前職は営業職ですね

新卒から4年間と2019年度の1年間、広告業界で法人営業に携わっていました。もともと人とのコミュニケーションは好きでしたし、クライアントの役に立てる、クライアントのビジネスに貢献できるというのが喜びでした。大変やりがいはあったのですが、もっと営業としてスキルアップしたいという欲も出てきたのが、最初の転職を考えたきっかけです。

―転職先の条件としては、何を優先しましたか?

自分に合った営業職で、待遇面でも満足できることですね。エムスリーについては、医療という異業種であることは、全く気にはしていませんでした。転職エージェントから、エムスリーは優秀な人が多くて、成長できる環境だと聞いて、興味を持ったのが最初です。

前職ではかなり忙しく働いていたこともあり、次の会社では業務量ではなく成果で認められる会社という希望もありました。
エムスリーでは、成果に向かって自分でタイムマネジメントできるので、私自身、予定のある日は午後6時に帰ったりもしますし、男性社員でもお子さんのお迎えで夕方早めに退社する人もめずらしくありません。そもそもフラットな風土で、男女差や年齢差はほとんど感じることがないですね。

私はソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)という部署に所属していますが、私の入社時から人数は倍以上に増え、今は100人弱のうち、女性が約20%です。女性でキャリアを積んだロールモデルはまだあまり多くないですが、私自身がそうなれるよう日々チャレンジしています。

―現在の仕事内容を教えてください

製薬企業に対して、医療従事者向け会員ポータルサイト「m3.com」を活用したプロモーションサービスを提供しています。

製品が抱える顕在/潜在ニーズをどうしたら満たせるのかを考え、ソリューションを提案します。例えば、Web講演会といって、著名な医師や医療関係者の方に講演をしていただき、それをm3.com会員向けに配信するサービスがありますが、「講演テーマに関連したより詳しい内容を重ねて提供したい」「自社MRと連携させたい」など、クライアントのニーズは様々です。講演テーマに即した動画を事前に配信することや、アンケートを設置し、それをもとに事後、担当のMRの方にフォローアップしていただくなど工夫できないか考え、クライアントに合わせてご提案することも行っています。
提案内容の自由度や裁量度が非常に高いのは面白いところですね。

既存サービスでニーズが満たせない場合は、カスタマイズも含めて、新規サービスを考えることもあります。例えば、「MR君」は製品プロモーションに主眼を置いた創業来の中核サービスですが、クライアントの新しい情報提供ニーズに応える形で「my MR君」「MM(メディカルマーケター)」や「MMP(MMプラットフォーム)」などの双方型の情報提供サービスもリリースするなど、「クライアントのために新しくサービスを生み出す」ということにも積極的です。「withコロナ」の最近では、デジタル活用がさらに重要になっていることもあり、新しいソリューションがますます活発に生まれています。

―社内・社外ではどのようなスタイルで業務に取り組まれていますか?

私の部署にはコンサル業界出身者が多く、社内でもロジカルなコミュニケーションが日常的です。
私はそうしたバックグラウンドはないので、あくまでも社内も社外も自然体です(笑)。
難しいことも日頃から噛み砕いて伝わりやすく、を心がけていますが、それは私ならではのスタイルかもしれません。対クライアントでも、なるべく相手の方に理解して頂きやすい言葉を選んだり、伝え方・見せ方は意識していますね。

社内では、もちろん論理的思考力は求められますが、しっかりした考えに基づいていれば、結果までのプロセスはある程度個々に委ねられています。
入社直後から大きな裁量権を持って業務に取り組むことができるので、やりがいにもつながっていると思います。

一方で悩んだ時には相談できる場も多く、コンサル業界だけでなくMRやネット広告、人材系、証券会社、通信キャリアなど、様々なバックグラウンドとスキルを持ったメンバーに私もいつも助けられています。コンサル業界出身者の方も、優しいですよ(笑)。

―前職と比べ、医療という異業種でとまどったこと、また、営業職の経験やスキルが活きたことを教えてください

医療業界、ということで戸惑ったことはさほど多くなかったように思います。たとえば業界知識はもちろんあったほうがベターですが、必要なことは入社後勉強すればよいので、入社時に必須ではないです。営業として成長したい、クライアントの課題に合ったソリューションを提供したい、または医療業界に貢献したい、のようなマインドがあれば大丈夫です。

営業職としては、昔から「相手のために何ができるか」をいつも心がけていて、求められたことにすぐ応えたり、求められなくても一歩先を読んで提供したりというのは今の業務にも役立っています。
ちなみに、弊社には行動規範「く・しゃ・み」というのがあって※1、私は入社時から「く(クライアント・いい仕事に対する執着心)」を一番大事にしています。
あとは、医療業界・弊社のサービスにはどうしても専門用語が多いので、客観的に伝わりやすいよう、気をつけています。この感覚は、異業界から入った強みかもしれません。

※1「しゃ」は社長意識で仕事に取り組む、「み」は他のスタッフをプロフェショナルとして尊重する(みんなを大切にする)

―一度、エムスリーから転職されていますね

エムスリーの提供サービスはm3.comを活用したものが多く、それが強みでもある一方で、より多くの選択肢から最適なものを提供したい、という思いからマス広告業界に転職しました。また、エムスリーでは個人でクライアントと相対することも多いのですが、チームプレーによって、より大きな価値を提供したいという気持ちもありました。

1年という短期間で戻ってきたのは、単純にエムスリーが恋しかったからです(笑)。
医療に真摯に向き合うクライアントと、日々新たなアイデアを生み出せる刺激的な環境、そしてそれを一緒に実現してくれるプロフェッショナルなメンバー、これらが揃うエムスリーの魅力を、復職して改めて感じています。

―戻ってから感じたエムスリーの変化はありますか?

変わったと感じたこととしては、エムスリー全社としての事業の広がりに驚きました。オンライン医療やAI診断など、新しい取り組みが次々開始され、一個人としてもとても楽しみにしています。

一方、良い意味で、変わっていないことも多かったです。不変の強い核を中心にしながら、様々な面でアップデートがされていると感じました。例えば主力サービスなどは、基本的な価値はそのままに、オプションサービスなどの拡充により提案幅が広がり、さらにニーズに即した提供ができるようになりました。また、以前は人の入れ替わりがやや多かったですが、今回戻ってきたら顔馴染みのメンバーたちが変わらず出迎えてくれました。研修体制やフォローの仕組み、社内ツールなども整ってきて、さらに働きやすい・定着しやすい環境になったのではないかと思います。

実は、再入社直後から緊急事態宣言を受け在宅勤務が続いていますが、30分設定のZoom社内ミーティングやSlackでの意思決定など、もともとのエムスリーらしい効率的な働き方がこの環境下だとより際立つなと実感しています。

―最後にメッセージをお願いします

少しでも合いそうだと思った方は、ぜひ飛び込んでみてほしいです。とくに女性は一緒にがんばりたいので、ぜひ(笑)。本当にフラットな組織で、裁量を持って業務に取り組めます。個人的には、内勤の日はカジュアルな服装で出勤できる点と、自分次第で仕事もプライベートも充実した日々が過ごせる環境である点も気に入っています。

エムスリーはコンサル業界出身者が多い印象を持たれるようですが、私のように営業経験を活かして働いているメンバーも多いので、これまでの経験を活かしながらも、もっと成長したい!という意欲をお持ちの方には是非来ていただきたいですね。

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