Kawasaki
一橋大学 商学部経営学科 卒空間デザイン会社でホテルを中心とした新規事業開発のビジネスサイドを担当。上海事務所で2年間、中国の飲食店立ち上げにおける事業コンセプト立案や、ハワイのリゾートホテルの企画・デザイン案件に従事する。2021年1月エムスリー株式会社に入社。2024年に退職、海外の大学に進学。
―転職の経緯を教えてください。
大学では商学部で経営戦略を学んでいたのですが、1年米国の大学に留学したことがきっかけで建築デザインにも関心を持つようになりました。将来は「デザイン×ビジネス」での課題解決を、特にビジネスに軸足を置いてやっていきたいと考え、空間デザイン会社の事業企画担当としてキャリアをスタートしました。アジア中心に海外拠点も多数持つ会社でグローバル案件も多くやりがいはありましたが、ホテルの案件が多いこともあり、もともと志していた課題解決性よりも、いかにアドオンの価値提供ができるかという点に重点が置かれていました。個人的にホテル等のみではなく、病院や市役所といった生活のインフラ的機能にこそデザインが入って課題解決していくべきではないかという考えが強く、そのような業界に深く入り込んで、人の体験を「マイナスをプラスにする」ことに貢献したいという思いが強くなり、ヘルスケア業界への転身を考えました。
その際、前職経験からスクラッチで作り上げていく苦労は身に染みていたので、未経験領域に挑戦するならば、リソースの豊富な環境で始めるべきと思いました。エムスリーであれば、医師や製薬会社のプラットフォームとしてユニークな位置を確立しており、ヘルスケア業界でやりたいチャレンジが何でもできる環境だと思い、入社を決めました。
―現在はアソシエイトということですが、業務内容について教えてください。
製薬会社のマーケティング戦略立案と実行支援においては、日系の大手製薬会社を3人のチームで担当。クライアントのカウンターパートとして議論を重ね、課題を特定し、それに合ったソリューションを提供しています。社歴は浅いながら新人扱いされることなく、重要な資料作成や議論のリードを任せてもらっているのは、エムスリーならではでしょう。有難いカルチャーだと思います。
また、兼務でエムスリーが塩野義製薬と合弁で設立した「ストリーム・アイ株式会社」で協業の新しい形を探るべく、新規事業開発を担当しています。ストリーム・アイはもともと両社の強みを生かして疾患の予防、診断、治療のプラットフォームやソリューションの開発のために作られました。2019年10月の設立からインフルエンザ治療の課題解決に取り組んでいます。エムスリーとして、薬剤の販売・マーケティング以外の領域の、患者への価値提供による新たな利益創出モデルづくりでもあり、前職経験や志向性をふまえて抜擢いただいたと思うので、やりがいを感じています。
また、兼務でエムスリーが塩野義製薬と合弁で設立した「ストリーム・アイ株式会社」で協業の新しい形を探るべく、新規事業開発を担当しています。ストリーム・アイはもともと両社の強みを生かして疾患の予防、診断、治療のプラットフォームやソリューションの開発のために作られました。2019年10月の設立からインフルエンザ治療の課題解決に取り組んでいます。エムスリーとして、薬剤の販売・マーケティング以外の領域の、患者への価値提供による新たな利益創出モデルづくりでもあり、前職経験や志向性をふまえて抜擢いただいたと思うので、やりがいを感じています。
―部署を兼務されるなかで、SPBUならではの特長として感じる点があれば教えてください。
まず、SPBUは研修体制が整っており、オンボーディングでも入社1ヵ月でエムスリーのサービスを理解し、ロジカルシンキングや資料作成などコンサルティングスキルが身につくようなプログラムがあります。メンター制度もあり、入社当初、毎日30分メンターとの1on1のなかで、不安なことやわからないことについて非常に親身に相談に乗ってもらうことが出来ます。そのほか、ナレッジシェアの仕組みも整っており、Salesforce上で資料の共有など、好事例の横展開がしやすくなっているため、自ら手を動かしながら学んでいける環境です。―入社後、どのような点で成長したと思いますか。
物事を構造化して考える癖がつけられたと思います。コンサルタント的な思考で、抜けや漏れがないか、詰めの甘い部分がないか、ファクトに基づいているかなどを意識的に考えるようになりました。その結果、提案においても地に足の着いた、実現性の高いものを出せるようになっています。また、エムスリーの風土として、こちらから働きかけると応えてもらえるので、仕事で分からないことはそのままにせず、クイックに聞くようにすることで不安を解消して進めることができます。現在は、コロナ禍のためリモート中心のワークスタイルですが、電話やSlackで問題なくコミュニケーションできており、自分次第で吸収や成長はいくらでも可能な環境と感じています。
―仕事のやりがいをどのような点に感じていますか。
クライアントとの接点においてもプロアクティブさが求められます。1回の提案で決まることはほぼなく、何回も働きかけ、提案して議論してというのが当たり前になっていて、先方と議論する場がたくさんあるのが私にとってはやりがいですね。しかも社歴にかかわらず、製薬企業で長年マーケティング一筋にやってこられた方をカウンターパートとしていくわけです。議論を重ねるうちに、私自身を信頼してもらえ、先方から電話をいただき、プロジェクトの受注につながっていくというのは、エムスリーだからこその醍醐味だと思います。
―最後に、エムスリーに興味を持たれている、特に若手の方にメッセージをお願いします。
プロアクティブに自分で考えて動ける人や、課題解決性の高い仕事をしたい人にはとても向いた会社です。上場企業ではありますが、代表との距離が近かったり、意思決定が早く無駄がないなど、ベンチャー気質も強いので、新しいことをどんどんやっていきたい人にはうってつけでしょう。私自身、新規事業に携わっていることもあり、定例で週1~2回代表の谷村に直接提案する機会があります。谷村は、課題解決、事業創出のプロフェッショナルですので、直接のフィードバックはとても貴重。そのような、この上ない環境で事業立ち上げと運営の経験をしっかりと積んでいきたいと考えています。将来的には、ヘルスケア領域のデザインファームを創りたいという大志があり、ぜひ実現したいですね。
新しい事業をつくりたい、自分自身の実現したい思いのある方にもぴったりの環境なので、ぜひ一緒にやっていきましょう。