Asai
外資系大手製薬会社で約5年半勤務した後、2007年エムスリー株式会社に入社。以来、製薬企業向けマーケティング支援サービスにおけるコンテンツを中心としたプロデュース業務に従事。2014年からはグループリーダーとして、現在約60人のグループメンバーと業務を共にしている。また、2011年からはエムスリーグループ広告代理店の社外役員を兼任し、現在は3社の社外役員として経営に携わる。―コンテンツプロデュースとは、どのような仕事でしょうか?
私たちコンテンツクリエイショングループは、「世界で一番多くの『治療が変わる。』をプロデュースする」をビジョンとして、コンテンツプロデューサー、メディカルライター、アシスタントプロデューサーの計約60名で運営している組織です。なかでもコンテンツプロデューサー、メディカルライターは、製薬企業等に対するマーケティング支援を行うSPBU(ソリューションパートナービジネスユニット)のメンバーがエムスリーグループのサービス等を最大限に活かして顧客のさまざまな課題への解決を提案・実行していく際、医療従事者の方々の「治療が変わる。」マーケティング戦略をクライアント・SPBUメンバーとともに考え、プロモーションプランや配信コンテンツの企画・提案・作成を担います。
コンテンツプロデューサーは、医療従事者の方々を取り巻く環境を熟知し、その「治療が変わる。」企画を完遂するプロフェッショナルであり、エムスリーが提供するコンテンツサービスの責任者です。一方メディカルライターは、医療従事者に向けたコンテンツとして必要な学術レベルを担保し、関連法規や製薬業界におけるルールの中で、「治療が変わる。」を実現するコピー・シナリオライティングのプロフェッショナルです。私がエムスリーに入社した2007年当時はグループリーダーを含め5人の組織でしたが、エムスリー全体および製薬企業に対するマーケティング支援ビジネスの成長に伴い、冒頭で述べた通り、現在はコンテンツクリエーショングループで約60人の規模に拡大しています。
コンテンツプロデューサーは、医療従事者の方々を取り巻く環境を熟知し、その「治療が変わる。」企画を完遂するプロフェッショナルであり、エムスリーが提供するコンテンツサービスの責任者です。一方メディカルライターは、医療従事者に向けたコンテンツとして必要な学術レベルを担保し、関連法規や製薬業界におけるルールの中で、「治療が変わる。」を実現するコピー・シナリオライティングのプロフェッショナルです。私がエムスリーに入社した2007年当時はグループリーダーを含め5人の組織でしたが、エムスリー全体および製薬企業に対するマーケティング支援ビジネスの成長に伴い、冒頭で述べた通り、現在はコンテンツクリエーショングループで約60人の規模に拡大しています。
―転職理由は、何だったのでしょう? また、エムスリーを選ばれたのは?

今思い返しても、前職での約5年半は非常に充実しており、現在の仕事に活きている知識・経験等がたくさんありますので、最初にその環境で仕事ができたのは幸運だったなと思っています。開業医の先生方への情報提供だけでなく、比較的早い時期に、各地域の基幹病院や大学病院などへの活動を通じてインパクトの大きな仕事を経験でき、また、幸運にも、担当する疾患領域でのいくつかの新薬発売で実績を残すこともできました。協業する同僚や先輩、上司にも恵まれ、社風も自身に合っていると感じていましたので、そのまま、他の地域やポジションでさらなる経験を積むという選択も十分あり得ましたが、よりストレッチした環境に身を置くのであれば早い方がよいと考え、入社5年目に入った頃から具体的に転職を視野に入れました。
その中で紹介を受けた会社のひとつがエムスリーでした。医療の世界に身を置いていましたので「m3.com」という強力なメディアは知っていたものの、 “コンテンツプロデュース”の具体的な業務イメージはまったく湧いていなかったのですが、当時のグループリーダーや取締役、そして社長の谷村、と面接が進むうちに、業務内容はもとより、絶対この方たちと一緒に働きたいと強く思い、入社を決めました。それまでの医療の世界にないものを、自分たちがゼロから創る、という熱量が非常に印象的でしたね。
当時のエムスリーは全社員数が50人程の会社でしたので、同じ医療業界とはいえ、大企業だった前職からは文字通り「飛び込んだ」に等しい環境変化でした。
―そうして、同じ医療業界から転職されてみて、エムスリーはいかがでしたか?

周囲の優秀な同僚から日々刺激を受け、もちろん成功した仕事ばかりではないですが、前職で得た知識や経験をエムスリーのロジカル思考によってより戦略的なプロモーションプランへと昇華させることができるようになり、早い段階から自身の成長を実感できたことは大きなモチベーションになりました。
先ほど触れたように、入社当初の私たちの組織は、数名のパワフルなコンテンツプロデューサーが支えており、良くも悪くもそれぞれの能力や経験に依存してしまう体制でした。しかし、関連ビジネスの拡大に伴って、高いレベルで再現性のあるサービスが提供できる体制を整備する必要があり、グループメンバーを増やしながら徐々に組織を構築し、新たなメンバーをマネジメントすることも私の大きなミッションでした。
―10年以上をエムスリーで過ごしてこられていますが、長く勤めるカギは何でしょうか?
体感的には、エムスリーでは従来の3倍ぐらいの速さで時間の流れを感じ、密度濃く過ごせています。全社的に拡大している組織ですので、社歴の浅い方も少なくない中、エムスリーに10年以上勤めている原動力は何ですか、と聞かれることも実は多々あります。元々どちらかというと飽きっぽい性格の私が、今なおそうならない理由は、自分にはもっとできることがあるのではないか、まだまだやりたい・やるべきことの何分の1にも達していない、と感じ続けているからだと思います。半期・通年で目標を立て、評価を受けますが、そこで目標通りの評価をしていただいたとしも、自分の中で思い描いていたレベルまでやりきったと思うのは本当に難しいので、年を追うごとに貪欲になっているかもしれませんね。
―女性としての働きやすさは、いかがですか。
エムスリー全社に言えることだと思いますが、業務評価や担う役割、機会で性差を感じることはまったくありません。コンテンツクリエイショングループにおいても、特に男女どちらかが適するということはありません。現在は比較的女性が多いので、特に20代~30代でライフステージを考慮して働きたいメンバーから、相談を受ける機会もあります。パフォーマンスの高いメンバーとはできるだけ長く一緒に仕事したいと考えていますので、会社としての制度やルールはありますが、それありきではなく、自身が望む働き方などをご本人に主体的に考えていただきたいと思います。こういう制約があるのでこれはできない、ではなく、このような役割や働き方であれば自身の価値を最大限発揮でき、組織にも貢献できる、という提案を上長や人事へぜひ相談してほしいですね。現在、産休・育休中の方が2人、育休明けで時短勤務の方が1人、さらに、ご主人の海外赴任に同行し産休・育休を経てそのままインドでリモート勤務を続けている方もいます。
どう働きたいかを、自分で設計できる方であれば、良い形が実現できると思います。会社も上長も、高い意欲があり、パフォーマンスを発揮できる方の希望は受け止めようという風土です。お互い気持ちよく、長く働くには、自身がどういう価値を発揮していけるかを考えて仕事をしていくことが大事ですね。
―コンテンツクリエイショングループとして、今後の目標は?

また、サービス提供のより本質的な部分にメンバーが集中して取り組み、“シンプル”かつ“マチュア”で“とがった”コンテンツサービスを医療業界に提供し続けるためには、組織の成熟度に応じた体制や仕組みを皆と一緒に整えていくことも重要です。私が現在社外役員として携わらせていただいているエムスリーグループの広告代理店の方々まで含めると、200人規模となりますので、こうしたグループ全体でのリソースやナレッジ等をより柔軟に考え最適化を図れば、デジタル、リアルいずれの課題に対してもエムスリーとしてお役に立てる仕事の幅が広げられると考えています。
―最後にメッセージをお願いします。

そういう観点で世の中の医療を動かしたいと思っている方には、それに応えられるだけの環境がありますので、ご自身のキャリアを創る手段として使っていただくのもよいでしょう。会社から機会や役割を与えられるのを待つのでなく、自分の実現したいことのために、私たちを使ってみてください。医療という世界での圧倒的なプラットフォームを用いて変革を起こそうとしているメンバーとともに、自身の想像を超える成長をしていきませんか。