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Li

ソリューションパートナービジネスユニット
シニアディレクター
兼 LINEヘルスケア株式会社 取締役
兼 Medlive Technology Co., Ltd取締役

Li

東京大学大学院 工学系研究科技術経営戦略学専攻で博士号取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に入社し、約6年半、金融・コンシューマなど複数の領域で営業生産性改善や組織改革などに従事。「第一人称で事業をリードする」経験を求めて、2018年エムスリー株式会社に入社。製薬企業向けのマーケティング支援事業のリーダーの一人としてクライアントへの価値提供に加え、事業の人事・人財コミッティリーダーも兼務。また、2020年5月よりLINEヘルスケア株式会社 取締役、2021年3月よりMedlive Technology Co., Ltd取締役も兼務。

―李さんはマッキンゼーから2018年、エムスリーに転職されています。入社の経緯をお聞かせください。

そもそも2011年に博士号を取得後にマッキンゼーに入社したときから、将来自分で事業をリードしていくことを見据えていました。コンサルティングファームはそのためのステップです。成長もできて楽しかったのですが6年半が経ち、マネジャーも数年経験すると、そこから先はパートナーを目指すのか、コンサルタントとして問われます。そこで改めて、自身で事業をやりたいと思い、転職活動を始めました。

転職時の軸は3点です。まず、事業会社で自身が数字に責任を持てること。2つ目に、新しいチャレンジができること。転職活動をしているとお声がけを多くいただきますが、その多くが自分の培ってきたスキルや経験を使う内容でした。そうではなく、自身をさらに高めるために新しい経験を求めていたのです。そして3つ目が、人です。この人に学びたい、と思える人と一緒に働けることが大事でした。

―エムスリーに入社して、それらは満たされていますか?

そうですね。1つ目については、入社以来ずっと製薬企業向けマーケティング支援事業であるソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)に主軸を置いて担当していますが、自身で20人弱のメンバーを率いて数十億円の事業責任を持ち、意思決定を行っています。2つ目の新たなチャレンジについては、医療・ヘルスケア自体は私がコンサル時代に経験していない新しい領域でした。さらにエムスリーは医療・ヘルスケアというドメインはあるものの、SPBUのような製薬会社をクライアントとする事業もあれば、病院や患者を対象とする事業もあります。事業フェーズもさまざまであり、さらに海外展開もと、多様な事業機会に恵まれています。そのなかで現在、兼務も含め、密度の濃い、新しいチャレンジを行えていると自負しています。3つ目についても、経営陣に優秀な方が多く、また同僚や後輩からも学べる点が多いので、大変満足しています。

―3点目の「人」について、もう少しお聞かせください。エムスリーは谷村社長をはじめ、マッキンゼー出身、コンサルティングファーム出身の方がずらりと揃っています。それが優秀さとなっているのでしょうか?

たしかにエムスリーにはコンサルタント出身者が多く、ロジカルに事業運営や決定がなされている印象があり、そこをよく評価いただきますね。しかし重要なのは、コンサル出身でありながら、みな事業家としての経験とセンスを持ち合わせていることなのです。実事業でここまでPDCAを回して成長させてきたように、事業家として非常に能力が高いわけで、それがエムスリーの経営陣の特長といえるでしょう。そのバランスが良いのだと、個人的にも思います。

―なるほど。一方で、同僚や後輩からも学べる点が多いというのは、どういうことですか。

多様なバックグラウンドの人が、エムスリーにはいます。基本的に私たちはチームで動きますが、私と働くメンバーにはコンサルタント、営業、マーケティング・企画などの出身者が混成されているわけですね。そして、私たちの業務はそもそも誰にとっても、その人が持つスキルだけで全部をこなせるということがありません。たとえば、課題の構造的分析や解決策の幅だしについてはコンサル経験が生きますし、自社サービスをフルに活用して顧客の課題解決を提案するプロセスには営業的な要素もあります。また、顧客の課題をサービスやソリューションに落とし込み、価値に転換していくという企画やサービス作りの能力も必要です。そもそも医療・ヘルスケアへの知見も重要なので、誰が来ても新たに何かしらを学ばねばならないのです。それを互いに学び合い、刺激し合うので、社歴が関係ないのですね。

たとえば、ある論点で議論していても、私は人事リーダーも兼務しているので、組織論から入ったりしますが、営業出身者であれば事業成長のポテンシャルから見てくるなど、多様な観点をみなが持ち合わせて議論ができるのです。

―それは、いわゆるダイバーシティですね。最近の経営や組織戦略で注目されていますが、エムスリーにはもともとダイバーシティの環境があったと。

そのとおりです。採用方針として、事業ドメインである医療・ヘルスケアの経験を前提にしないと決めているため、多様なバックグラウンドの人が集まっています。

エムスリーの行動規範である「く・しゃ・み」の「み」は、皆を大事に尊重し合うということ。さらにエムスリーでは、個々人の考え方や仕事の進め方を尊重し、一つのカラーに染めすぎず、その人のカラーや強みを生かしやすいようにしています。それが組織としての特長ですね。

―自身の強みを生かしつつ、各人が個性豊かに成長し、エムスリーの事業に貢献もできるわけですね。すると、コンサル出身者が多いのは、コンサルファームでは得られないような成長機会が、エムスリーでは得られるからだといえるでしょうか。

コンサル出身者はたしかに多いですが、それ以外のバックグラウンドの人もたくさんいるので、多様な発想で事業を行っていけるからこそ、コンサル出身者にも大いに刺激になるのです。それは、コンサルファームとの大きな違いですね。

―李さんはLINEヘルスケア株式会社の取締役も兼務されています。その仕事内容をお聞かせください。

LINEヘルスケア株式会社は、2019年1月にLINE社との共同出資で設立されました。当時から私はエムスリー社員として、一緒に製薬会社へ共同提案を行ってはいましたが、取締役就任は2020年5月のことです。
まずLINEヘルスケアの事業からお話しすると、主軸は「LINEドクター」というオンライン診療サービスで、2020年11月に立ち上げ、現在は関東近郊のほか、北海道、近畿、中部、九州地域など、多くのエリアで展開しています。もう1つ、最初に立ち上げた「健康相談サービス」は、LINEを利用し医師と遠隔健康医療相談ができるというサービスです。
3つ目として、個別の疾患について特定の製薬会社と一緒にLINE上でで啓発活動を行う公式アカウントを立ち上げ、疾患への理解を深めてもらうサービスを展開しており、私はこの事業をリードしています。現在は、心不全や高血圧など循環器代謝疾患、糖尿病、片頭痛など、すでに9~10疾患のアカウントを運営しています。サービス立ち上げから約2年というフェーズなので、オンライン診療とのシナジーも見据え、次の展開を議論しているところです。

―医療というと保守的になりやすい領域ですが、LINEヘルスケアは新基軸のプラットフォームであり、オンライン診療もコロナ禍で加速するなど、追い風を感じますね。

そうですね。私にとっては、LINEヘルスケアのようなゼロイチフェーズは初めての経験なのです。事業を創るというのは自身のキャリアにおいて、大いにプラスになっていると実感しています。

―李さんはもう1つ、Medlive Technology(メドリブ・テクノロジー) Co., Ltdの取締役も兼務されています。そちらの仕事内容もお聞かせください。

メドリブはもともと中国で医師会員を集め、事業を行っている会社でした。2013年にエムスリーが出資し、我々の中国現地でのパートナーとなっています。私自身は2020年頃から関わり、日本のSPBUのノウハウや経験を元にサポートしてきました。当初は個別案件での課題について、毎週現地と電話でつないでディスカッションをしたものです。その後は中国で新しいサービスを立ち上げる際に、日本オリジナルのサービスのローカライズをサポートしたり、初期案件の営業戦略など、一連の伴走を行いました。取締役就任はだいぶ後の2021年3月のことです。メドリブ自体は同年7月に香港で上場を果たし、さらに飛躍しようとしています。

―中国の医療ということで制度や法律も関わり、他の日本企業はなかなか踏み込めない領域と思われますが、エムスリーができる秘訣は何でしょうか。

中国に限らず、エムスリーの海外展開に共通するのは、現地で優秀かつ信頼できるパートナーを見つけていることです。現地にもともとあった会社に投資、またはM&Aさせていただくわけです。メドリブの場合は、中国で医師の会員基盤を持ち、当地の医療業界やレギュレーションについての知見やノウハウが豊富です。そのうえで経営陣や幹部がエムスリーのやり方に共感してくれたので、出資したのですね。

こうして、現地のことはパートナーにお任せし、分からないことは教えてもらいます。一方で、医療ビジネスの経験はエムスリーが先行している部分もあるので、こちらからアイデアを提供もします。そのようなwin-winの関係構築は意識していますね。
 

―ちなみに中国の医療ビジネス環境はどのような状況ですか。そのなかでメドリブは、どんな位置にあるのでしょうか。

実は中国のほうが日本に比べ、圧倒的にプレイヤーが多く複雑です。医師を会員にしてサービス提供していくビジネスモデルだけでも、何社かありますね。オンライン診療も中国のほうが進んでおり、2桁、もしくは100社以上の競合がいるかもしれません。そのなかでもメドリブは会員数や事業のカバレッジの強みが評価されており、今回香港で上場できたのも、その評価の表れといえるでしょう。こうした注目される企業との協働で、エムスリーが得られるものは多くあります。

―そのように李さんは、医療といってもさまざまな事業を兼務し、重責を担われています。こうした兼務は、エムスリーではよくあることですか。

エムスリーの社員のうち、1割以上が何かしらの兼務をしています。これはおそらく他社と比べても、高い比率でしょう。その背景としては、事業の急成長に伴い、事業側のニーズとして優秀な人材には複数の事業・業務に関わってもらいたいというのもありますが、個人にとってのステップアップの意味合いも非常に大きいです。

私自身、3つの事業で直面する状況や意思決定の内容はかなり違っています。1つの会社のなかで3社の仕事をしているので、3倍の学びが得られるわけですね。単位時間あたりの成長が何倍にもなり、これはエムスリーの人材戦略において非常に大きなポイントだと思います。
 

―他のメンバーの方も、同時に複数案件を進めることが成長につながると言われます。上のレイヤーの方も同様にマルチタスクで、多様な事業を同時にハンドリングしていくことで成長でき、会社にもプラスであるというのをエムスリーとして目指しているのでしょうか。

全員に課しているわけではなく、たとえばSPBUでもクライアントワークのみを集中して担当していきたいと希望する人はいるので、それぞれに応じた環境を用意することは可能です。一方で、エムスリーに入社してくる人の多くはやはり、大きく成長したい、経営者を目指したいという思いをもっているでしょう。そうした人に多くの事業機会を与え、成長できるような体制を組んでいて、今に至っているといえます。

―その方の意向に配慮しながら、成長したいと思えば、そうした環境があるわけですね。

そのとおりです。実際、兼務やマルチタスクは大変なことが多いですが、多くのメンバーは満足してやっていると思います。それは、自分で選んでいることであり、そこからの学びや成長をしっかり実感できているからです。その大変さ以上の得るものを、私自身はすごく大きく感じています。

―それだけ日々、新しい事にチャレンジできていると、転職などは考えもしませんか?

いろいろやりたいことを考えたりはしますね。しかし、たとえば農業でテクノロジーを使って新しいサービスを立ち上げて行動変容を起こしたいとしたら、農業というドメイン以外のことは、エムスリーは既にたくさんのことをやっているわけです。ですから、突き詰めていくと、そのモデルはエムスリーでできそうだとなったりするんですね。
実際、エムスリーでは自ら発信することが奨励されており、それが受け止められ、実現できる風土です。私がやっている中国事業やB to Cビジネスも入社時の面接から、いずれやってみたいと言っていたことなのです。事業ニーズもあるので、すぐ実現するとは限りませんが、言い続けたことで私は2年目、3年目でそれぞれ実現できたわけですね。ですから、やりたいと思うことはぜひ発信してもらいたいです。
 

―将来共に働く仲間へのメッセージをお願いします。

コンサルタント出身の立場からお伝えしたいと思います。コンサルティングを経験すると、今後進む道が引き続きコンサルティングなのか、あるいは事業側なのかという分岐点が出てくるでしょう。そのときに、コンサルティングと事業というのを掛け合わせて、本人の成長を最大化できる環境が、エムスリーにはあるといえます。つまり、コンサルティング経験自体を生かすこともできるし、事業を自ら成長させていくこともできるのです。さらに私のように異なるタイプの事業に関わって、単位時間あたりの成長を最大化することもできます。1つのことに賭けるよりは、複数のことを経験して自身の成功確度を上げられるわけですね。それができる会社というのは、そう多くはないでしょう。エムスリーではそんな密度の濃い働き方をしている人がたくさんいます。ここでしかできない経験や成長の姿というものが数多くありますので、ぜひそれを覗いてみてください。

エムスリーで働くことにご興味のある方はこちらからご応募ください。

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